オーブン



誤った買い物をしないためにも、事前に学習しておくべきなのです。また、同じ種類の物であっても、搭載されている機能が違えば、当然価格も違ってきます。電子レンジ、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジ…それぞれの特徴を把握し、自分達の生活スタイルに最も合った商品を探しましょう。今からレンジを購入しよう、あるいはそろそろ買い換えた方が良いかも…と考えている人は、まずレンジにどのような種類があり、それぞれにどんな特徴があるかということを念頭に置いた上で、比較検討すると良いでしょう。 レンジは種類によって、価格が大きく変わってきます。レンジというと、多くの人が電子レンジを想像するでしょうが、その電子レンジから様々な派生、進化を遂げ、別の商品として普及した物もたくさんあるのです。その他にも、スチームオーブンレンジなど、数多くの種類のレンジが家電製品売り場に所狭しと並んでいるのです。 電子レンジにオーブン加熱等の機能を追加させたこのオーブンレンジも、今や多くの家庭に置かれている人気商品となっています。たとえば、オーブンレンジ。今や、一家に一台という時代となったレンジ。 特に、食事の時間が合わない家庭、スーパーやコンビニで弁当、惣菜を買って食べる家庭では、レンジは必需品となっていることでしょう。レンジが誕生して以降、鍋やフライパンを使わずに食べ物を温めるということは、瞬く間に一般家庭に浸透しました。そんなレンジは、かなりの種類の商品が開発、販売されています。



電子レンジは、電磁波を使用して食品を温める調理器具です。また、各メーカーは様々な宣伝を行い、その中には一部誇大広告もあったため、一時期電子レンジは粗悪品の代表格として、大きなバッシングを受けたこともありました。オーブンレンジの一機能でもある電子レンジがどのように生まれ、普及したのか、少しのぞいてみましょう。レンジのことを知る上で、まず覚えておきたいのが「電子レンジ」です。 オーブンレンジにしても、電子レンジから最初に派生した商品といえ、その基礎は電子レンジにあると考えて差し支えありません。それに加え、経済面での潤い、核家族化による食事を温めることへの需要の増加などがあり、一気に電子レンジは普及していったのです。しかし、時代が移り変わり、日本が高度成長期に突入すると、その風評にも変化が訪れます。まず、商品自体の性能が向上し、食べ物を温めるという機能が確立され、現代の電子レンジに近付きました。 マグネトロンという真空管を用い、マイクロ波を照射して、それによって水分子をつないでいる振動子を振動、回転させ、温度を上昇させる仕組みになっています。電子レンジが日本に根付く基盤が生まれました。その後、1959年に東芝(旧東京芝浦電気)が初の国産電子レンジを開発したことで他のメーカーも追随。 元々はアメリカで生まれた技術で、日本にやってきたのは1950年代のことでした。電子レンジはレンジの代名詞であり、基礎ともいえます。ただ、当初は極めて高額だったこと、加えて温める効果が弱く、解凍程度にしか使用できなかったことなどもあり、全く普及しませんでした。



70年にはわずか2.2%だった普及率が、79年にはその10倍となる20%強にまで上がっているのです。そんな電子レンジに付加機能が追加されたのは、実は意外と早く、1970年代です。80年代に入ると、電子レンジは一気に価格を下げはじめます。まだ普及していない段階でオーブン機能が追加され、オーブンレンジが誕生しました。 実際にレンジが普及したのは、1980年代となります。これは驚異的な数字ですね。こうなると、普及したといっても差し支えないでしょう。この時に生まれたオーブンレンジが、現在の多機能レンジの走りとなったのです。 90年代に入るとさらに価格は大きく下がり、一人暮らしの学生でも手が届く値段になったことで普及はさらに進み、2000年になる頃には90%台にまで上がりました。よって、電子レンジは30年で2%から90%に普及率を上げたということになります。つまり、1970年代には既にオーブンレンジがあった、ということです。電子レンジの普及率を見ていくと、1970年代に一気に上昇していることがわかります。 日本人の家庭の2世帯に1世帯が、電子レンジを所持している計算になります。経済成長期真っ只中の日本において、いかに電子レンジが急速に広がっていったかがわかるデータですね。ただ、20%台ではまだ一般家庭に普及したとはいえない水準です。それでも、まだ現在の水準よりかなり高い値段設定でしたが、最も日本の経済が潤っていた時期と重なり、また電子レンジが当時のトレンドとなったことで普及率は格段に上昇し、1984年には40%、そして1987年には50%に到達しました。



電子レンジの普及、さらにはオーブンレンジの誕生と、1970年以降のレンジの歴史はかなり激動を見せました。これによって酸化も最小限に抑えられ、余分な脂も落とせることから、健康志向の人にも支持される商品となったのです。そして、オーブンレンジのような複数の機能を持った商品でも手頃な価格で購入できるので、こちらが女性を中心に人気を集めているようです。 90年代に入るとさらに多機能化の流れは加熱し、加熱性能だけでなく、多彩な機能を持った商品が人気を集めるようになりました。新たなレンジの可能性を一気に開花させた「スチームオーブンレンジ」が誕生します。さらには、「加熱水蒸気オーブンレンジ」という商品も誕生。 多機能化、高性能化というのは、同時に価格の水準を下げることにもつながり、それがレンジの普及につながったのです。スチームオーブンレンジは、これまでのレンジの概念を覆し、スチームを使って加熱するという方式が採用されました。こういった多機能レンジは、現代の市場においては主力商品となっており、電子レンジ単体の機能しかない商品は非常に安価で販売されるようになりました。 スチームをさらに加熱し、非常に高温な状態にして一気に食材を加熱することで、味を損なわず、旨みを凝縮させ、塩分や脂をスチームオーブンレンジ以上に落とすという加熱水蒸気オーブンレンジも、高額ながら人気を集めています。そんな中で多機能レンジの普及は進み、1980年代にはベーカリー機能がついたレンジが発売されました。そして、2000年代。



既に作られた料理を温めるのではなく、調理に使用する機能ということになります。こういった機能を搭載した物が、当初はオーブンレンジと呼ばれていました。そのため、電子レンジで温めるのとはかなり異なる仕上がりとなり、幅広い調理が可能となりました。特に普及の要因となったのは、その幅の広さでしょう。 グリル加熱はオーブン加熱とは異なり、ヒーターから強い放射熱を発することで食品を「焼く」ことができる機能です。たとえば、鶏のモモ肉を焦げ目をつけてじっくり焼く…という場合等に使用する機能です。そんなオーブンレンジは、元々は電子レンジにオーブン加熱機能を追加したものでした。 1970年代に誕生し、現代のマルチ機能搭載のレンジの基盤となったオーブンレンジ。また、オーブンレンジには「グリル加熱」という機能も初期段階から搭載されていました。その後、時代の移り変わりによりさらに機能が増え、オーブンレンジもまた派生していくことになったのです。 以降、様々な機能が開発、付加され、その存在感は年々大きくなり、現代においても尚、多くの商品が開発、販売され続けています。一人暮らしであまり多くの機能を必要としない人には、最小限の機能を搭載したレンジが人気を集め、料理が趣味という人がいる家庭では、専門店のような料理が作れる多機能のレンジが人気を博しています。電子レンジはマイクロ波を用いて食べ物内に含まれた水分を温めるのに対し、オーブン加熱は庫内をヒーターによって熱し、その放射熱等で加熱するという方式で食べ物を温めます。



グリル加熱は調理に特化した「焼き」専門の加熱なので、他の二つとは性質が異なり、完全に調理専門の加熱方式となっています。また、短時間でかなり効果的に加熱することができる点も魅力です。フライパンで焼くよりも全体を均一に焼くことができ、旨味を中に閉じ込めるというメリットがあります。マイクロ波で加熱するレンジ加熱は、焦がすことがないというメリットがあります。 電子レンジの場合は、レンジ加熱しかできません。それに対し、オーブンレンジは、レンジ加熱もできる上、オーブン加熱、グリル加熱があり、スチームオーブンレンジではスチーム加熱も可能となります。ただ、ラップが使えなかったり、温まるのに時間がかかったりするなど、いくつかの欠点もあります。スチーム加熱は水蒸気で温めるので、ラップがなくてもパサつかないというメリットがあります。 パンを焼く時などには特に重宝する加熱方式ですね。様々な機能を持つオーブンレンジ最大の特徴は、ひとつの商品に複数の加熱方法があるという点です。ここでは、オーブンレンジの加熱方法のメリット、デメリットをさらに詳しく見ていきましょう。 オーブン加熱は、食品全体に熱をあてる構造になっているので、食品をふっくらと仕上げることができます。ただ、揚げ物などを温めた場合、べチャッとした仕上がりになることが多いのが難点です。調理というよりは、冷えた食事を温めることが目的の加熱方式ですが、調理にも十分利用価値があります。

レンジ加熱に利用できない容器は、「漆器」「紙、木、竹製品」「金属容器」「アルミホイル」です。使用不可の容器をうっかり使ってしまうと、場合によっては溶けたり、割れたり、火花が散ったり、最悪の場合には爆発したりしてしまうことさえあります。オーブンレンジで容器を変形させたりしたくないという人は、どんな加熱方式でもオールマイティに使用できる容器をオーブンレンジ用としてストックしておくと良いでしょう。全ての加熱方式で利用可能な容器は、「耐熱性ガラス容器」と「陶器」です。 オーブン加熱は、「プラスチック容器」「漆器」「紙、木、竹製品」「ラップ類」が使用不可となっています。レンジのサイズに合わせた、丁度良いサイズの皿がオススメです。加熱方式によって、使用可能な容器とそうでない容器に違いがあるのです。レンジ加熱では利用できるプラスチック容器やラップをつい使ってしまいがちなので、注意が必要です。 グリル加熱の場合は、オーブン加熱と全く同じです。特に紙や木などは熱を持ち過ぎてしまい、着火してしまう恐れがあるので、注意が必要ですね。また、皿などの基本的な容器も多くが陶器なので、これも安心して利用することができます。 レンジを使用する上で意外と厄介な問題が、使用する容器です。そうならないためにも、加熱方式ごとに使用可能な容器、不可の容器をしっかりと確認しておきましょう。基本的に、ガラス容器はほとんどが耐熱性なので、問題なく利用できます。